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「インバータ式蛍光灯」と「グロースターター式蛍光灯」の電気料金の比較


現在取り付いている蛍光灯をグロースターター式からインバーター式に取り替える機会があったので
実際に電気料金にどれくらいの違いがでるのか試算することにしました。

グロースターター式(現在) インバーター式(取替え予定)
機器 現在の使用機器型式:FA4123F−RDMグロー式(ナショナル製)
グロー球型式:FG-4P(東芝製)
ランプ型式:FL40SS・W/37
取替え予定の機器型式:FSA41230FVPN9−RDL(ナショナル製)
グロー球なし
ランプ型式:左記に同じ


上が[インバーター式]、下が[グロースターター式]
電流値 現在使用している蛍光灯では点灯の瞬間に1.27Aの電流が流れ、その後0.86Aで安定した




点灯の瞬間に1.27A流れ、0.86Aで安定した
デジタル計なので点灯時の瞬間最高値は正確には測れない)
点灯した瞬間から0.33Aで安定している。
(グロースターター式のように点灯した瞬間に大きな電流が流れる事はなかった。)




0.33Aで安定
照度 照度計を用いて同じ条件(同じランプを使用し、蛍光灯真下30cmで測定)したが両者とも1000ルクス程度で差は無かった。



照度は両者とも1000ルクス

以上の事から年間の電気料金を試算すると。
グロースターター式(現在) インバータ式(取り付け予定)
試算条件 ・1日の点灯時間が6時間  ・電源の電圧は103V  ・電気料金は11円/kwh
・グロースターター式の蛍光灯が点灯の瞬間に消費する電力は継続的に1時間点灯した場合と同じ電力を消費すると仮定  ・1日に3回スイッチの入り切り操作をすると仮定
消費電力 消費電力は0.83A×103V×(6時間+3時間)×365日=280834.65Wh
(上記の+3時間は点灯する瞬間の消費電力を加算している)
消費電力は0.33A×103V×6時間×365日=74438.1Wh
電力料金 電気料金は280.83465kwh×11円/kwh
3089.2(年間)
電気料金は74.438kwh×11円/kwh
818.8円(年間)
年間の電気料金の差は2270.4円となる

年間で2270円の節約になります。
インバータ式の蛍光灯本体を4000円程度で購入すれば、2年で元がとれます。
皆さんも、省エネ(エコ)を考えて導入を検討してみてはいかがでしょうか?